おはようございます!Learny Birds(朝活コミュニティ)メディア担当のももこ(@mmi_1228)です。
Learny Birdsでは、東京都内と名古屋の計4拠点で朝の勉強会を開催していますが、実は朝の1時間では収まらない、内容の濃い勉強会を週末に開催しています!
それは、映画から学ぶ勉強会です。
史実に基づく映画を選び、登場人物や時代背景から論点を明確にしてディスカッションする勉強会を開催しています。
今回レポーティングするのは、映画から学ぶ勉強会の第二弾。
その前に、さらっと第一弾を振り返りましょう!
前回の振り返り
第一弾で取り上げたのは『日本のいちばん長い日』。
第二次世界大戦を終結させた昭和天皇、鈴木貫太郎首相、軍部、若手軍人の攻防劇です。
「戦争が人生」の血気盛んな若手軍人と、終戦させたい、人々の命を守りたい、戦争に行かなければ顔が立たないというドロドロしたマグマのような苦しみを抱えた軍部上層部。
組織の存在意義や人々の思いをすくい取りながら、終戦に行き着いた過程を辿りました。
『日本のいちばん長い日』は、
覚悟を持った戦略作りに瀕する人間の生き様を教えてくれます。
ミレニアル世代の筆者にとって、第二次世界大戦は遠い過去ですが、今の世の中の背後に潜む文化を形成したのは近代史であり、深く学びたいと捉え直す機会になりました。
この勉強会、めちゃめちゃタメになる……
ということで、前回の大好評を受けて、映画に学ぶ勉強会の第二弾を開催しました!
第二弾に選ばれた映画は『13 DAYS』。
キューバ危機に瀕するアメリカ大統領とその側近たちの心理戦を描いた戦争映画です。
キューバ危機ってなに?
キューバ危機とは、1962年にアメリカとソ連が核戦争に最も近づいた期間のことをいいます。
アメリカ国土のすぐそばにあるキューバに、ソ連の核ミサイル基地が建設されているのを発見したことから、ホワイトハウスに衝撃が走ります。
当時のアメリカ大統領ケネディは、絶対に核戦争に突入してはならないという意志で懸命の対応をとるが、軍が攻撃的な現場判断を下したり、ソ連のリーダーであるフルシチョフの考えが鉄のカーテンで見えなかったり、いつ第三次世界大戦に突入してもおかしくない模様……
参加者の論点
今回の参加者は8名。
中には、キューバ危機が起きた当時のことを覚えている方もいます。
第三次世界大戦が勃発するかもしれない緊張感が13日間に渡ってアメリカを襲っていたとは、テレビでニュースを見ても感じ得なかったことでしょう。当時の日本は高度経済成長の真っ只中で、東京オリンピックに向けた未来へのワクワク感の頂点だったはず。
北朝鮮からミサイルが飛んでいても、日本人あまり気にしていないよねーという話にも。
今回のポイントは、自分だったらソ連に対して何を実行するか?という議論。背景の勉強と議論を終えた上で映画を観たので、より一層理解の深まる勉強会となりました。
『13 DAYS』から学ぶキューバ危機のまとめ
▶︎核戦争に突入する緊張感がキューバ危機であり、アメリカとソ連のリーダーの努力により第三次世界大戦が免れた
▶︎当時の日本は、高度経済成長の真っ只中で東京オリンピックを控え、対照的
▶︎戦争というセンシティブな局面に関して、複数人と議論すると、一人では想像もつかない相手の立場が見える
「映画から学ぶ勉強会」の開催意義が非常に深いので、また開催します!