LEARNY BIRDS NIGHT PARTY vol.6 ~ワイン作り講座・内田多加夫~
イベント概要
開催日時:2007-09-08
開場時間:17:00
開演時間:17:00
開催場所:Tijuana(東京都渋谷区)

イベント詳細


① 内田社長の講演
○ワインの製造過程について
先ずは、ワインの製造過程についてVTRを交えて解説。ちなみにこのVTRは内田社長が経営する白百合醸造㈱がテレビ取材された時のもの。
製造過程を解説について、内田氏からは「ワインの製造はとても簡単」ということを強調されていた。要するにブドウを潰し、その果汁を発酵させたものがワインとなる。ちなみに、VTRの中では、熟れたブドウを“果実”と“果実以外”に機械で選別する様子や、ブドウと炭酸水と酵母菌を混ぜ合わせたものを樽に入れて蒸留させていく様子などが紹介されていた。

○日本と欧州でのワインの文化の違いについて
紀元前の古代ローマ時代からと古くから飲まれ、欧州ではブドウを“飲む”ものと捕らえる。一方、日本は“食べる”ものと称される。印象的なお話しに欧州では、食事の際にワインを水の代わりとして飲まれており、子供に対してもワインを水の中に一滴垂らして与えるなど、日本でのワインに対する文化の違いについて説明して頂いた。

○日本でのワインの普及について
日本でのワインの歴史は安土桃山時代に遡るが、一般的に普及し始めたのが、明治に入ってからであり約130年の歴史を持つ。当時、山梨・勝沼からワインの調査をするために高野正誠と土屋助次郎が渡航し、帰国後に日本でのワインの普及に大きく貢献したとのこと(左写真参照)。内田氏から聴講者に対し、高野氏・土屋氏のように「誰もやったことのないことに挑戦してほしい」とのメッセージがあった。

○ワインの生成について。
上述のとおり、ワインはブドウを発酵させて製造される。良いブドウを育てることがワインの味を決めるため、ブドウの育成が非常に重要となる。特に、ブドウを育てる土壌に関しては、あまりに栄養豊富過ぎると樹が繁り過ぎて栄養分が果実以外の場所へ取られてしまうため、良いブドウが作りにくいとのこと。従い、土壌に十分な栄養が無くとも、水はけが良く、しかし、あまり硬すぎない土壌がブドウの栽培には都合が良い。良い環境で育つよりも、厳しい環境の方がいいブドウが作られる。
なお、欧州では土壌が石灰質のため水はけが良いが、山梨県勝沼も河川が扇状に広がる畑が多く、水はけが良いという点でブドウを作る条件として最適。

○ブドウの試食&ワインの試飲
1房1,000円から10,000円のブドウまで、様々な種類のブドウを試食した。日本ではブドウの皮や種を捨てる食べ方が一般的だが、品種によっては皮ごと、種ごと食べることが出来るものもある。
また、合計15本のワインを持参して頂き飲み比べをした。内田氏から「ワインの値段が違う事で味の良しあしがあるわけではなく、ただ味が違うだけです。けれども、値段で人はワインの味の良しあしを付けやすくなる。」とワイン選びのポイントを解説して頂いた。

○地域としてのワインへの取り組み
ワインの値段を決める要素は「ブドウの品質」と「産地のブランド力」。特に、産地としてのワイン作りへの取り組みは重要で、国内外問わず地域でのレベルアップを図っている。従い、あるワイン業者1社が良いワインを製造出来てもあまり意味が無く、地域ごとに独自の認定基準を設け、地域全体でのワインの価値を向上させようと取り組むことが重要となる。
一方、山梨・勝沼では酒類メーカー大手5社にて過半数程度シェアを持っており、地域としての取り組みについては乖離がある面もある。このような中、内田氏は山梨・勝沼のワインの向上を図るべく、勝沼ワイナリークラブを組織し、地域活性化に貢献している。


②19:30~終演
内田氏から座右の銘として「日新」という言葉を頂いた。26歳のときにワイン作り中に事故で指を失った時のお話や、(指を失ってでもなお)夢を持って望むことの大切さを語って頂いた。


③LB活動近況報告
○LBリーダー塚田氏より挨拶
LBを代表し塚田氏よりごあいさつ。パワーポイントを用いながら、LBの概要や近況を説明。塚田氏からは「平日の朝に参加者が興味を持ったテーマを勉強して発表する場としてありながら、LBを通じ自分の夢や目標を叶えるキッカケの場としてありたい」とコメントあり。現在、大手町、新宿、吉祥寺、渋谷、そして名古屋など段々と活動が広がりを見せている。

○各分科会、名古屋チームのリーダーから
 (マラソン:竹内, 登山:栗田,名古屋:塩沢)
LBは朝の勉強会だけでなく、マラソンや登山等の活動を実施している。マラソンでは、今年の07/5月に多摩川で開催されたParaカップに出場、また、07/8月にはLBメンバー総勢18名で富士登山の全員登頂を果たすなど、活発な活動の様子について報告があった。